60歳になる女性が、定年退職後、自分自身の生活をするために田舎につくったアトリエを備えた小さな住まいである。すでに二人の息子を独立させた建築主は、この地の出身で近くには両親が暮らす実家もある。両親の介護も必要になるが、老後は生まれたところで暮らしたいという強い気持ちがこの地に家を建てる決心をさせたのである。…<つづく>
<一部抜粋> 中央部のルーバーには、自分で塩ビシートの風除けをつけ、冬をしのいでいます。最近は田舎で暮らそうという人も増えていますが、やはり地元の人たちとどう溶け込んでいくかが大きな問題といえそうです。私の場合は地元の出身であり、両親も健在なので、暖かく見守ってもらえました。(法貴様談)◆