建築家は知人である大学教授から、自らの高齢化を考え、終の住まいをつくりたいと相談を受けた。つくるに当たっては最後まで人間の尊厳が保てるような住宅にして欲しいという。…<つづく>
<一部抜粋> 以前脚を怪我したときに、1階と2階の上り下りが大変だった経験があり、傾斜地なので日常生活は全てワンフロアでまかなえるように2階にまとめ、トイレと洗面所は寝室の近くに配置してもらいました。道路より低い1階は書斎と客間です。狭い書斎には図書館みたいな可動書架がつくられています。(末石様奥様談)◆