定年までサラリーマンを努めた67歳の老人が、独りで暮すために建替えた家である。以前の住まいは基礎も傷み、建替えが必要であった。…<つづく>
<一部抜粋> 室内はタイルの床と桧の床の仕切りもなく、全部が一つの空間になっているが、違和感はまったくない。色もしっくりして住み心地も上々である。居間はテーブルの足下を掘込み、手を伸ばせば必要なものに手が届く、座ったままでなんでもできる場所である。