年末にサーカスを見に行きました。招待券をいただいたからなのですが、テレビでなく、本物のサーカスを見るなんて本当に久し振りの体験でした。アクロバットに動物の曲芸、中国雑技団、そして空中ブランコといった構成で、休憩を入れて2時間弱。でもこれがなかなかよかったのです。演じている人の息づかいや緊張感まで伝わってくる臨場感は、やはりテレビでは味わえないものでした。空中ブランコでは演技者達の精神集中のための一瞬の間や気合いまでが伝わるというライブの迫力に、首が痛くなるほど見上げてしまいました。日頃忘れてしまっているドキドキ、ワクワク感を久々に思い出させてくれました。
我が家には受信装置がないのでまだ見ていませんが、デジタルテレビも始まっています。また、テレビは今後パソコンで見る時代になっていくといわれています。ますますデジタル化、バーチャル化が進む21世紀こそ、こういったサーカスやコンサート、芝居、あるいはスポーツ観戦といったライブ感を楽しめる場に出かけることが必要なのだと改めて感じたものです。バーチャルな世界だけでは、見過ごしたり、忘れ去られてしまう感性があるという気がしますが、いかがですか。