例年より遅れていた桜があちこちで一斉に開花し始めました。事務所の近くの大川端の桜は只今8分咲、この週末から来週前半が見頃でしょう。
街路樹の緑もこれからという無彩色の町並みが突然ピンクの花で彩られるというのは、まさに春の訪れを実感させ、人の心をうきうきさせてくれます。とにかく咲始めたなと思ったら、突然一斉に咲ききるところが見事です。一方、鮮やかな散り際の風情も日本人の心象にぴったり合うのでしょう。やはり日本の春の代名詞といえそうです。
以前は郊外の住宅に結構植えられていた桜ですが、最近はヤマボウシやアメリカンハナミズキ、シャラなどにとってかわられめっきり姿が減ったのは寂しいものです。鮮やかな青空を背景に見るコントラストのはっきりした豪華絢爛な桜もいいですが、どんよりした花曇りの日のあたり一面中間色に包まれた桜もなかなか風情があります。造幣局の通り抜けも例年より遅く4月18日からだそうです。