新学期直前の3月末から4月の初めはやはり竣工ラッシュです。多くの建築家の皆さんから竣工見学会のご案内を頂きましたが、目下9号の編集中でもあり、全部に顔を出すことは不可能でした。ご案内を頂きながら顔を出せなかった皆さん、ごめんなさいです。 　そんな中で、本誌に掲載の建築家に設計を依頼されたお二人の読者の方とお会いする機会がありました。偶然本誌に出会われたこと、建築家を選ばれたいきさつなどいろいろお話を伺っていて、お二人に共通していたことは、最終的に建築家を選ばれた決定要素が、本誌の建築家インデックスの中での建築家の言葉だったそうです。いずれもわずか40〜50字の短い文章です。その中で何を語るか、何を伝えるかが大きなポイントだったというのです。きっと短いからこそかえってその人らしさが端的に出るのかもしれません。お一人から言われたのはそこに書かれていることを念頭において前のページの住宅を見た時になるほどと実感できたかどうかで決められたそうです。建築家選びの一つの方法ではないでしょうか。もうお一人はあまり構えないで自然体でつきあえそうな感じを決め手にされたそうです。インデックスページはこのホームページでもお読みいただけます。建築家の皆さんがそれぞれ住まいについてどんな思いを持っているか読んでみるのも家づくりのヒントになると思います。