阪神大震災で半壊した建売住宅の建替えである。60歳代の両親と20歳代後半の息子という建築主一家は、近くにあった建築家の設計した住宅や店舗のインテリアを気に入って依頼したものである。息子が建築主となり、将来家庭を持っても一緒に住めるように2世帯住宅としてプランすることになった。…<つづく>
<一部抜粋> 格子戸を開ければ全開する玄関が一番すてきなのですが、最初は中が丸見えになるのではという不安もありました。実際には誰も人の家をそんなに見るものではなく、今はこちらから外を歩く人を見させていただいています。格子戸は昼間は全開状態にしており、夜間は閉めています。(高橋様談)◆