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庭の大きなサクラの木を生かしつつ、築60年の和風住宅を改修

　今回のリフォームのポイントは、築60年の和風住宅に対する住まい手の思いを残しつつ、変化する居住スタイルに合わせたプランニングである。廊下を挟んでいるため配膳等が不便だったキッチンを一体型のLDKに変更、家事動線をスムーズにしている。友人がよく遊びに来る割には落ち着ける場所がなかったので、玄関から直接リビングに通ずる開放的な通路を設けることにより、人が集まってもくつろげるスペースが生まれた。さらに、庭の大きなサクラの木を生かしてデッキを設け、オープンなリビングが配置されている。既存のレンガ壁をアクセントにし、玄関ドアには既存のステンドグラスが再利用されている。

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設計／小川建築工房　担当／小川一
●施工
　建築／（株）明地工務店　担当／安藤信次
●工程
　設計期間／2002年3月〜2002年6月
　工事期間／2002年6月〜2002年9月
●主な内部仕上げ
　床／コルクタイル　木質フロ−リング
　壁／クロス貼　既存レンガ組積表し
　天井／チェリ−板貼　クロス貼
●主な設備
　空調／ダイキン工業
　給湯／大阪ガス
　衛生機器／ＴＯＴＯ
　厨房機器／ヤマハ
　照明／ヤマギワ　ENDO　DAIKO
　家具／造り付け家具
　建築金物／堀商店　UNION
●総工事費 約18,000,000