数年前まで祖母が住んでいたという借地の住宅を1,500万円の予算で建替えたいという建築主は、雑誌に掲載されていた建築家のコメントが気になり、連絡をとることにした。…<つづく>
<一部抜粋> 引き渡し時に100%完成した住宅でない替わり、住みながら手を入れていくことの楽しさを味わっている。与えられた空間に住むより、使いこなす楽しみがある方がいい。床も壁も天井も構造用合板であるため賃貸マンションと違い、どこにでも釘が打てるので収納スペースに棚を設けたり、妻も小物を飾るなど大いに楽しんで暮らしている。(葛西様談)◆