周囲がビルに建て替わってからも昔の雰囲気を界隈に伝えていた以前の建物は、1909年(明治42年)の大火後に建て直されたもので、1910年(明治43年)11月23日 に上棟されている。…<つづく>
<一部抜粋> 光庭を設けた効果も高く、窓を全開すれば、東西、南北と風が走り、夏も涼しい家になった。公開空き地に庭石や灯籠を用いたところ骨董通りにふさわしくなったとご近所に多い古美術店の方々に喜んでいただいた。レンガの防火壁は、空襲時に西からの延焼をここで食い止めた記念碑であり、心情的な意味で残すことにした。(内藤様談)◆