建築家は、事務所時代に熊本県の農業公園の仕事で1年半ほど熊本に滞在したことがあり、この住宅の建築主は、県の担当者の義理の妹夫婦である。予算も限られており、個人的に引き受けることになった…<つづく>
<一部抜粋> 打ち合わせ段階から竣工まで、家づくりを大いに楽しませてもらったが、これはハウスメーカーの住宅では味わえなかったことである。施工中は通勤経路を変え、毎日のように現場に立寄り、写真を撮って進捗状況を報告した。デッキの前のケヤキも成長し、春から夏は快適な木陰を提供している。(谷口様談)◆