これは神戸市灘区のJR六甲道駅に近い震災で倒壊した学生アパートの再建である。倒壊した2つの古い学生アパートのオーナーは、建築家が事務所に勤めていた時代に担当した住宅の建築主であった。…<つづく>
<一部抜粋> 長い目で見れば決して高いものではないと思う。事実、学生さんたちは愛着をもって大事に使ってくれている。いい台所だと、竣工前に全室決まった。こちらの思いが学生さんに認められたとうれしかった。メーカーでなく建築家に頼んだことがいい結果につながった、阿吽の呼吸が生きたのだと思う。(濱口様談)◆