左　シンプルな外観に、木製の目隠しル−バ−がポイントとなっている。正面の道路側からは窓が見えない工夫がされている。
右　広いリビングダイニングは、SE構法を活かした吹抜け空間。光・風・隣家のことを考えられた緻密に設計された空間となっている。 造作家具は建築主のデザイン。

　大阪市に隣接する都市の幹線道路に面した木造2階建ての市街地住宅である。車の騒音と排気ガスの問題から、道路側の窓を廃された外部には、メンテナンスフリ−でシンプルなガルバリウム鋼板を採用。木製の目隠しル−バ−がデザイン的なポイントになっている。 一方、梁や柱が見える内部は、自然素材にこだわり、パインの無垢材で仕上げられ、子供たちが素足で走り回っている。家の中心は、広いリビングダイニングの吹抜け空間。通風や採光はもちろん、隣家からの視線にも細かく配慮がされている。造作家具は建築主の手になるデザイン。

左　目隠しル−バ−からもれる明かりによる玄関の演出。優しい明るさが、来客時に出迎えてくれる
右　子供室は、ロフトがあり、ともだちの間でも評判となっている。内部は、自然素材にこだわり、パイン無垢板の床材。塗装には、ドイツ製の自然塗料の「オスモ」を使用。