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2002年4月22日以前にこのページをお読みになった建築家の皆さまへ。[募集要項][想定条件]に一部訂正&追記させていただきました。誠にお手数をおかけしますが、内容を再度ご確認願います。追加変更部には★がついています。
沈滞化が続く日本経済の中で30代の一般的なサラリーマンが住宅にかけられる予算は、1,500万円〜2,500万円といわれています。しかし、こんな時代だからこそ建築家のアイデアが、今まで以上に必要とされていることも確かです。
そこで、「カーサウエスト」ではこれからの時代の住宅のプロトタイプを募集します。100%オリジナルでなくても、住み手の暮しに合ったシンプルで機能的なプランで、将来の家族や暮しの変化に応じて住み替えが効き、家族全員がそこそこ快適に暮らせる住宅です。それも、関西の都市型住宅に固有の狭小間口で奥行の深い敷地に対応したプロトタイプ住宅です。応募要項と.想定条件(敷地・予算・工法・構造・工期・想定建築主と要望点)をご覧ください。
応募されたプランは誌面とホームページ「カーサウエストオンライン」で発表し、読者による人気コンテストを開催します。人気コンテストの結果、人気の高かったプランについては「カーサウエストの家」として、本誌とサイトに掲載し、読者から希望者を募って実際に建ててみたいと思います。実際に建築される場合は、応募された建築家を建築主にご紹介し、実施設計と設計監理をお願いすることになります。賞金も表彰式もありませんが、建ててみようという読者が出てきたら、仕事につながっていきます。しかも、経緯や住み心地は本誌やサイトでご紹介しますので、その段階でさらに広がりが期待されます。
プランの単純化や材料の規格化、工法の標準化によりコストを押さえ、1,000万円台で建てられれば、建築家の住宅の新しい可能性だけでなく、住宅自体に対する大きな流れをつくりだせるはずです。そういう意味で今回は1,800万円以内で建てられるものに限定しています。完全な積算は不要ですが、概算金額は提示ください。構造についても現在の建築基準法の範囲で必要な強度を有していることが条件の一つです。なお、見積り、構造・強度に関しては編集部で独自に審査し、条件にそぐわないと判断したものについては掲載いたしません。工法的には予算内で可能と判断されるもので、基準法に準拠したものであれば、自由です。可能性はまだまだあると思います。アイディアに富んだ面白いプランをお待ちしています。
また、昨年サイト内で実施した読者アンケートに基づいた「カーサウエストの読者が建てたい家はこんな家!!」をご希望の方は、メールに、プロトタイプ資料送付と事務所名、代表者名、住所、郵便番号、TEL、FAX、MAILをご記入の上、お申し込み下さい。読者の住宅への思いや要望など参考にしてください。