CwOnlineニュース>プロトタイプ住宅計画-想定条件

関西圏の都市部に対応したプロトタイプ住宅
想定条件

ひとつ前に戻る

 想定条件に関しては、昨年からホームページで実施していました読者アンケートの集計を参考に編集部でまとめたものです。

  1. 敷地条件
    敷地面積 約25坪(約82.6平米)
    敷地形状 間口:3間(5.4m) 奥行:約8間半(約15.3m)
    北または東接道(プラン上に方位を指定下さい)
    前面道路幅:6m 接道面以外の三方を隣家に囲まれた都市型敷地
    基礎形状 地盤は良好なものとし、ベタ基礎を標準とする
    建ぺい率 60%
    容積率 200%
    用途地域 第1種住居地域 準防火地域 

     よく平均的な4人家族が快適な生活をするには約35坪の延べ面積が必要といわれますが、今回は、関西圏の都市部に多い敷地ということで、より現実に即した間口3m、奥行き8間強、約25坪という狭小間口の敷地を想定しています。用途地域は都市部で最も多い第1種住居地域、準防火地域です。

  2. 予算
    建築費 1,800万円以内
    消費税、登記料、設計費及び設計監理費は含みません。ただし以下の要望内に記載されている設備の費用は含みます。外構に関しては造園部分以外は含みます。地盤は良好なものとし、ベタ基礎を標準とします。
  3. 工法
    自由(予算内で可能と判断されるもので、基準法に準拠したもの)

  4. 構造・強度
    現在の建築基準法の範囲で必要な強度を有していること

  5. 工期
    施工期間 着工から6ヶ月以内に登記が可能なこと

  6. 想定建築主
    世代 30代半ば
    家族構成 夫婦+子供2名(小学生)4名
    世帯主職業 会社員
    現在の住宅 賃貸マンション
  7. 要望
    階 数 自由(4名の家族がそこそこ快適に暮らせ、法に準拠したもの)
    駐車場 1台(ミニバン、SUVクラスが駐車可能なこと)
    子供室 必要(個室についてはどちらでも可、ただし将来的に間仕切るための対策は必要)
    畳の空間 アンケートで圧倒的な要望の多い空間です。大きさは自由です。
    素材 健康に悪影響を与えない自然系素材に限定(合板はE0・FC0以上)
    バリアフリー 建築主の年齢を考え、必要条件ではありませんが、将来の設置に関する対応は最低必要です。
    エレベーター オプション(別途予算。ただしプラン上の条件とされる場合は、理由等を記載下さい)
    設備 厨房機器、浴室、洗面、便所、給湯、最低限必要な空調機器を含みます。
    空調機器については関西の都市部で居住するにあたり、室内環境にもよりますが、ある程度の快適性を確保したいと思います。ローコストだからといって我慢するのは非現実的であり、主たる家族室と個室には予算内で何らかの対策を必要とします。
    熱源 ガス、電気は自由(ただしプラン上の条件とされる場合は、理由等を記載下さい)
    環境型設備 太陽光発電・太陽熱利用・雨水利用・屋上緑化等
    いずれもオプション(別途予算。ただしプラン上の条件とされる場合は、理由等を記載下さい)
    環境への配慮は21世紀の住宅にとって、大きなテーマです。震災時における有用性もふまえ、いずれのプランにも、太陽光発電、太陽熱利用、雨水利用はオプションとして建築主の要望により設置可能であることが条件です。(屋上緑化を除く)
    地下緩和 オプション(別途予算。ただしプラン上の条件とされる場合は、理由等を記載下さい)