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本誌11号で、建築家のプランによる分譲住宅をご紹介したヴェルディヒルズ貝塚では、今回、新たに建築家の建売住宅が21戸販売されることになった。ヴェルディヒルズ貝塚は、株式会社ワイユーホームが事業主、設計・監理を關聡志建築設計事務所が担当。「サスティナブルコミュニティ」をキーワードに、いつまでも快適に住むことのできる21世紀のふるさとを目指して開発された総223戸の街である。既に約60戸の分譲住宅が竣工。ここを新しいふるさとにしようという人たちの生活が始まっている。
建築家の建売住宅は、建築家の住宅は建てたいけれど土地探しからはじめるという人達にとっては一見の価値がある。とくに建売住宅は実際の建物を確認した上で選べるというよさもある。
設計は分譲住宅と同じ關聡志建築設計事務所の關聡志氏。ヴェルディヒルズ貝塚では、全体の町並み、道路、公園などのコミュニティスペースまでがトータルにプランニングされており、住まいと道路がある種の一体感を持った独特の町並みレイアウトが特長である。塀も垣根もつくらないという町並みに明るいモルタル壁をベースにドアやアクセントにビビッドなカラーが用いられた住宅や落ち着いた雰囲気のタイルパネルの住宅が並んだ通りは、ハウスメーカーの住宅地とは明らかに趣が違う。
気になるお値段は、102.50m2(31.0坪)〜103.72m2(31.37坪)の敷地に延べ面積89.84m2(27.17坪)〜131.65m2(39.82坪)(地下室は含むが屋上は面積に含まず)の建物が付いて、2,890万円〜3,490万円(税別)となっている。
▼建売住宅の常識を超えた建築家の建売住宅
では建築家の考える建売住宅とはどんな空間なのか、代表的な住宅をいくつかのぞいてみよう。關氏のオリジナルデザインのドアハンドルのついたカラフルな玄関ドアを開けて中へ入ってみると、たいていの人はこれが建売住宅かと驚くだろう。建売住宅の常識を超えた空間が目に飛び込んでくる。タイプによっては居間と食堂がスキップフロアで空間がそれとなく2つに分かれていたり、大勢でのパーティが可能なLDKが21帖もある住宅(D-13)もある。
間取り的には2LDK、3LDK、4LDKの3タイプであるが、この空間を前にすると、自分ならどう住みこなすかと思わず想像してしまいたくなる。
▼大人数でのパーティが楽しみな21帖のLDK
D-13のLDKは、大人数でのパーティが楽しめる対面キッチンを備えた21帖の空間。
▼アイデア広がるプラスαの空間
全戸、地下室または屋上付き。地下室は12〜14帖、屋上は8〜14帖である。地下室は、家財道具や季節の道具の収納スペースはもちろん、ワインセラーや食品庫、書斎や書庫、オーディオルームやトレーニングルームなど多彩な用途に活用できる。
D-14の地下室は、1200mmという幅の広い木製階段で居間とつながっている。居間の開口部から光が届き、階段の広さを生かせば、セカンドリビングとして活用できる面白い空間である。
▼アウトドア派でなくても欲しい爽快感
D-16は木造住宅でありながら約8帖の屋上を持つ。アウトドアパーティなどに最適の気持ちの良い空間である。
建築家のプランを生かして、さらに楽しく住みやすい空間にするには住み手にも住みこなすための想像力が必要である。建築主と相談しながら建てるのではない割切ったプランや思いきった提案は、建築家の建売住宅ならではの面白いところでもある。こんな住宅が増えれば、画一的だといわれてきた日本の住宅も少しは変わるはず。あなたならどれを選ぶだろうか?まずは、現地を訪れて自分の目で確認したい。
ヴェルディヒルズ貝塚についてもっと詳しくお知りになりたい方は次のホームページをご覧下さい。場所やアクセス、販売中の各プランの平面図等が見られます。
http://www.yu-home.co.jp/vh_frs.html