■プロフィール
1971年 生まれ
1994年 京都大学工学部建築学科卒業
1996年 京都大学大学院工学研究科卒業
1998年 イェール大学大学院卒業
1998年〜2001年 長谷川逸子・建築計画工房株式会社
2005年 3--lab / 一級建築士事務所 ミラボ設立
現在 京都造形芸術大学・成安造形大学非常勤講師
■得意分野と現在興味のある分野
オーダーメイドだからこそできる「手の届く建築」に興味があります。 現在のローコスト建築は、大量生産とはつくり方が違うため生じる割高感を、素材を落とすなどの方法で対抗していることが多いように思いますが、それでは 最初のコストでつじつまがあっても、いずれひずみがでてくるのではないかと思います。そうではなく設計以前の条件を含めたモヤモヤな状態にアイディアの スパイスを加えることによって、コロンブスの卵的な建築ができるのではないかと考えています。リフォームやリノベーションを含めた敷地の買い方・使い方、また二世帯・コーポラティブ・SOHO・賃貸などすでにあるプログラムを組み合わせたりずらしたりすることで、何かその人らしい生き方、住まい方がひらけるのでは、と感じています。
■設計を引き受ける条件
設計はプロセスを含め、できあがってからも長いおつきあいとなります。
実際に会って話をして「一緒にできそうだ」と感じていただければ、心をこめて設計いたします。
また、現事務所や家具は設計したものなので、見ていただけます。お気軽にメール・電話ください。
■住まいについての考え
建築家と家をつくることは、オーダーメイドの服をあつらえるようなものだと思います。 「まっすぐ立っている状態でちょうどいい服」ではなく「時間をはらんで、動いて心地よいと感じられる服」。 「素敵な服」ではなく「着ているとその人が素敵な服」。そんな建築ができればと思います。
■将来の建築主へのアドバイス
一世一代の買い物と気負うあまり、あるいはあふれる情報に翻弄されるあまり、あれもこれもとモノに頼り詰め込みすぎると「今」さえも犠牲にするような建築になってしまうことがあります。自分を客観的に見ることはむずかしいですが、そのために建築家がいると考えていただければ、ずっと自然に、楽しく建築をつくることができるのではないか、と思います。
■代表作品
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2003年 「劇場 なかみせ」
2005年 「トコトコ」
2007年 「ミラボと実家」